2015年5月3日日曜日

[JP] さよなら・・・COBB&アクセスポート

ここ1年の間、620馬力と86kgのトルクで留まってはいたものの、かなり安定してくれたCOBBとアクセスポートですが、そろそろお別れの瞬間がきました。



ACCESS TUNERを入れて色々触っていたのですが、タービン制御上の問題で、純正のままではブーストが一定以上は上がらず、それ以上が欲しければ社外製のブーストコントローラーを入れるしか方法が無いという結論だったのですが、日本の有名チューナーさんからEcuTekの場合には純正のままでも1.5Barまで問題ないという話を聞いて、採用することに。
















アンインストールは虚しいほど、順調でした。


















そして、EcuTekのインストールです。

インストールにはエンジンとトランスミッション、各1個ずつのライセンスが必要となっていて、これがまたそれなりの金額です。



ベースマップのインストールを終え、インジェクターや吸気関連のパラメーターを入れて、エンジンをかけたら一発で始動してくれました。


CobbのAccess Tunerに比べると、はるかにオプションが多く、何処から手を出せば良いか戸惑います。




テスト走行で驚いたのは、ミッションがめちゃスムーズに変わってしまたことです。

Cobbで出力を上げてからは、シフトアップでもどんどん変速ショックが大きくなってきて、そろそろオーバーホールだろうと思ったのですが、それが完全に消えた!
完全にセダンのオートマの感覚となってくれて、高付加の時の耐久性も増えているらしいのでありがたいですね。

要因は油圧の制御の違いと、より細かいトルクテーブルのおかげのようです。


知り合いのダイナモに問題が有るので、最初のセッティングは100%実走行で行うことに。
200個以上のデータを取り、それに基いて作り上げていきます。

その過程で、Cobbでは見えなかったR35 GT-Rの制御についても、かなり勉強になりました。
特にブーストコントロールに関しては、感心そのもの。

純正のブーストコントロールは、計算されている数字に基いて完全にClosed-loop制御を行っており、吸気の吸気量から排気ガスの量まで、細かく管理していて、変動が発生しても補正をして、一定の出力が出るようにしています。なので、吸気を変えても、フロントパイプやマフラーを変えても、ブーストはほとんど変わらないため、実際の出力にはあまり影響が出ません。

EcuTekではこういった細かい制御をそのまま採用した上、拡張しているため、あらゆる制御を可能としています。Cobbではこのような制御を省略していて、ウェストゲートのみで行っているので、R35のタービンの特性を活かすのは無理ですね。

より細かいセッテイングの話は後ほど。






















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