この写真はフルチューンの時のブーストのグラフで、最後まで乱れない見事なラインを見せてくれています。
もし、あなたのブーストグラフが大きく乱れているのなら、それは吸気や点火タイミングやノックの問題でECUがブーストを抑え、それを社外ブーストコントローラーが強制に引き上げ、 それをまたECUが抑える・・・元々のブースコンの作動原理でも有るのですが、R35でだけは「ブースト制御の衝突」としか言いようが有りません。
R35 GT-RのECUは積極的なブースト制御でいつも同じ出力が出るようにコントロールしているのは勿論、ノックを積極的に回避してエンジンが壊れないようにしています。
ですが、社外製のブーストコントローラーを入れると、ECUが異常を感知してリタードとともにブーストを急激に下げる
回避措置までをジャマしてしまうため、高負荷走行ではエンジンブローの危険性が高くなってしまいます。
勿論、信頼できるチューナーさんなら、そういった部分までを考えてセッテイングできるはずなので大丈夫だと思いますが、純正ではあり得なし危険に露出されるには違いがないため、タービン交換などでより高めのブーストを使う場合でも、出来れば純正の制御を活かしてセッティングしてもらった方が良いでしょう。
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